80-90年代に頻繁に行われていたビジネスのための接待ゴルフ。バブル期には有効だった接待ゴルフも、現代のビジネスには使えないと思われる方も多いと思います。
しかし、今の時代でもゴルフ接待はビジネスに大いに活用できる手段なのです。
実際、安倍首相がトランプ大統領との外交にゴルフを活用していたりと、ゴルフを通してのコミュニケーションがビジネスチャンスに繋がることが多くあります。
今回は、ゴルフとビジネスの関連性や新たなビジネスチャンスを摑み取る可能性、さらに接待ゴルフのメリットや接待ゴルフをおすすめする理由などについて解説していきます。
営業マン必見!接待ゴルフをするメリットとは?
接待ゴルフの一番のメリットは、一緒に同じスポーツをすることで、取引先の相手との距離を縮めることができるということです。
ゴルフは各ホールをまわりながらプレーするスポーツのため、ゴルフは通常の接待と比べると、相手と長い時間一緒に過ごすことができます。
同じスポーツを一緒に楽しむことや、ゴルフは他のスポーツと比べて一緒に歩いたり休んだりする時間も多いので、相手と様々な話をすることによって、相手と信頼関係を築きやすいという特徴があります。
また、飲み会での接待の場合、相手と1対1で話をする機会をつくるのはなかなか難しいですが、ゴルフだと自然に1対1で話をする機会が作ることが可能です。
しかも、飲み会での接待に比べ、ゴルフ接待はリーズナブルです。そのため、ゴルフ接待は時代遅れのビジネスの手段ではなく、今の時代のビジネスの方にこそ合っているといってよいでしょう。
ビジネスマンにゴルフ接待をオススメする理由5つ
ビジネスマンにとってメリットがあるゴルフ接待。今の時代でもゴルフによる接待は、取引相手との関係を築くのに有効的なビジネス手段といえます。
ここでは、ゴルフ接待をビジネスマンにおすすめする具体的な理由を5つ紹介します。
信頼関係を構築できる
緑と青空の下で一緒にゴルフをプレーして食事をし、プレー後には一緒にお風呂を浴びる。これだけの長い時間、同じ「時」を一緒に過ごせるのがゴルフの魅力です。
その間に、いろいろな話ができて信頼関係を築くことができれば、ビジネスに繋がるオフレコの話や深い話も聞いたり、話したりできようになる場面も多くみられます。
また、ゴルフという共通の話題があることは、接待相手との信頼関係を築くことに非常に役立ちます。
人脈が広がる
会社の経営者や取締役をしているで、ゴルフをしている割合は今でも多いです。
そのため、他の接待でなかなか会うことができないという方でも、ゴルフ接待なら会える可能性があります。つまり、普段は会う機会がない方と会って人脈を広げられる可能性があります。
また、ゴルフを通じて信頼関係を築いた方から新たな取引先を紹介してもらえたり、新規の取引先の開拓に繋がる情報を教えてもらえたりすることもあります。
ビジネスマナーとスキルが身につく
ゴルフで接待する場合、ただ一緒にゴルフをプレーすればよいワケではありません。ゴルフにはいろいろなマナーがあります。
ビジネスマンがゴルフをすることで、ビジネスに必要となるマナーを学ぶことができ、紳士の振る舞いができるようになります。
また、ゴルフによる接待をセッティングすることで、参加者それぞれのスケジュール調整、企画をすることになりますから、そうしたことを通じてビジネスに役立つスキルも身に付きます。
さらに、取引先相手に迷惑かけないようにラウンドしなくてはならないため、メンタルが鍛えられプレッシャーに強くなれます。
また、自分よりも年上の方との会話になるため、トーク力が鍛えられて、気遣いや場の空気が読めるようになれるでしょう。
何歳から始めても大丈夫!
ゴルフのよいところは、年を取ってもからでも始められるスポーツだということです。
ゴルフは趣味として高齢者が楽しんでいる方も多いスポーツです。何歳からでもゴルフを始めることができますから、ゴルフ経験が無い方でも、ゴルフ接待をビジネスの手段とすることができます
「健康な身体」が手に入る
近年では健康増進を目的に、趣味の1つとしてゴルフをする方も増えています。ビジネスとして有効的な手段であるゴルフですが、健康的な体づくりにも有効的です。
各ゴルフコースを歩いて回れば、相当な運動量になりますし、ゴルフのスイングをするだけでもかなりのエネルギーが必要となります。
仕事が忙しくて運動する時間を作れない方が、仕事であるゴルフ接待の機会に、しっかり運動することができるのは健康にとってもよいことです。
ビジネスゴルフは若いうちから始めておくほうがいい?
ゴルフはどんな年齢からでも始めることができるスポーツですが、ゴルフ接待をするなど、ゴルフをビジネスとして活用するのであれば、若いうちからゴルフを始めた方がよいでしょう。
高年齢でゴルフを始めた場合は、どうしても体力が衰えてきていますし、からだに柔軟性がなくなってきているので、ゴルフはなかなか上達しにくいからです。
また、ゴルフはマナーに厳しいスポーツであるため、若いうちからゴルフを始めることで、ゴルフの技術だけでなく、正しくマナーを学ぶことができます。
若ければ、ある程度マナーを知らなくても許されることが、年齢が高い方だとマナーを知らないことで、接待相手に不快な思いをさせてしまうこともあります。
ゴルフ人口は若年層を中心に減少傾向にあるため、若いころからゴルフを始めようという方は少ないでしょう。
しかし、ビジネスマンとして活躍していきたいのであれば、取引先などをコミュニケーションの機会が多く持てるゴルフは、若いころから始めた方がよいでしょう。
ビジネスゴルフ(接待ゴルフ)でやってはいけないこと
接待ゴルフはビジネスにとって非常に役立つ手段ではありますが、一歩間違えてしまえば、せっかくのビジネスチャンスを台無しにしてしまうこともあります。特に、次の3つは、接待ゴルフでは絶対にやってはいけません。
・仕事の話はプレー中にはNG
ビジネスのためのゴルフ接待ではありますが、ゴルフのプレー中に仕事の話をするのは基本的にはNGです。
相手も仕事のための接待というのはわかってはいますが、ゴルフを楽しみたいという気持ちもあります。
ゴルフ接待で大事なのは、今ではなく、今後のビジネスチャンスに繋がるようにすることです。
せっかく日々の仕事を忘れて楽しんでいるのに、仕事の話をされては相手の方の機嫌を損ね、一緒にゴルフをしたくないというだけでなく、仕事すらしたくないと思ってしまうことにもなりかねません。
相手から仕事の話を切り出したときなど、仕事の話ができそうなチャンスがあれば、それを逃しては勿体ないですが、基本的にゴルフのプレー中に仕事の話はしない方がよいでしょう。
仕事の話がゴルフプレー中にできなくても、ゴルフを楽しんでもらい、相手との信頼を築くことができれば、別の場で声がかかることは大いにありますから、まずはゴルフを楽しんでもらうように心がけることが重要です。
過度・過剰な接待は厳禁
接待が目的ですから、相手に華を持たせるようにプレーすることが大切です。しかし、あからさまなミスショットをしたりして、相手に勝たそうとする過度な接待ゴルフは相手のプライドを傷つけてしまうことになりかねません。
過度な接待をするのではなく、場の空気を読みながらプレーしましょう。
また、相手が真剣勝負を挑んだからといって、相手に圧勝してしまうのもよくありません。相手に気に入ってもらおうと過剰な気づかいをしたり、プレー中に色々な情報をアドバイスしたりしないようにしましょう。
気づかいは必要ですし、聞かれた場合にはアドバイスした方がよい場合もあります。しかし、あまり余計なことを話したり、過剰な気づかいをし過ぎたりすると、相手の気分を害してしまうことになりかねません。
そのほか、自分がよいプレーをしたからといって騒いだり、ミスを連発して何度も謝ったりするのもやめておきましょう。
プレーはできるだけスムーズに
入念な素振りや打つ時に時間をかけるなどのスロープレーは、相手の気分を損ねる可能性があります。
ゴルフを始めたばかりという方なら、ある程度のスロープレーは許される行為ですが、あまり何度も同じ行為をとると相手も気持ちよくプレーができません。
そのため、ゴルフを始めたらかといってすぐに、ゴルフをビジネスに活用することはやめた方がよいでしょう。ゴルフ接待をするのであれば、練習をして、ある程度でスムーズなプレーができるようになってからにしましょう。
まとめ
最後に、高度経済成長の時代からバブル経済の絶頂期に、取引先への接待や新規の取引先の獲得など、ビジネスに活用されてきたゴルフ。
今の時代でも、ゴルフ接待をうまく活用することによって、大きなビジネスチャンスに繋げることができるといってよいでしょう。ビジネスマンにとって、ゴルフを覚えることは、仕事に役立つスキルを身に付けることになります。
若者のゴルフ人口が減少傾向にある今だからこそ、若手のビジネスマンはゴルフの技術や接待ゴルフのマナーなどを学んで、接待の場を成功に導くべきです。
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