キャンプのシーズンが本格的にスタートしました。一度は挑戦してみたいけど、なんだかハードルが高いですよね。ましてや、新型コロナウイルスの影響で外出自粛を余儀なくされてる今年の夏休み。
そんな中、”おうちキャンプ”という言葉をご存じでしょうか?字のとおり、家でキャンプを楽しむものです。
ご自宅の屋内外で飯盒(はんごう)でご飯を炊き、バーベキューグリルで肉や野菜を焼き、暗くなったらランタンの明かりの下で語り合い、ビニールプールで水遊びを楽したり、テントを張って一夜を明かす…。大自然の中で行うキャンプとは若干勝手が違いますが、そうしたギャップもまたコロナ渦の夏らしい思い出として記憶に残ることでしょう。
今回は、コロナで外出自粛の今でもお家でも楽しめる話題のおこもりレジャー「おうちキャンプ」についてご紹介します。気軽にアウトドア気分を味わえる”おうちキャンプ”の魅力をお伝えします。
そもそもキャンプって敷居が高い?
キャンプの準備などは手間が多くて、手軽にできないイメージがありますよね。キャンプに行きたいのにいけない理由として多く上がった意見は以下のようなものです
初期コストがかかる?
設備・キャンプ用品・移動費などなど、結果的にかなりのコストがかかってしまう。キャンプセット一式をそろえるのは非常に勇気が入りますよね。最近では手軽にレンタルできるサービスもあるようです。
そらのした
富士山登山・登山・キャンプ・野外フェスという4つのシーンに応じて、おすすめ商品を表示してくれるレンタルショップ。
商品のカテゴリーごとに「選び方ワンポイントアドバイス」が書かれているため、スムーズに商品を選べます。
「ご使用レポート」では、利用者の生の声が掲載されており、気になる実際の使用感をしっかりとイメージできます。
CAMP DAYS (キャンプデイズ)
キャンプ用品のセットレンタルが充実しているショップ。人気アウトドアメーカーのキャンプ用品も多彩に取りそろえています。
セット選びも簡単です。野外フェス・ファミリー・グループ・カップルのうち、どのようなユーザーに合ったセットなのかを5つ星で評価しているため、用途に応じて選ぶだけ。セットごとにこだわりが見える、キャンパー目線のレンタルショップです。
快適な空間ではない
キャンプ場って虫がいるし、足場が悪くて過ごしづらい。食事では、焼いたり、喋ったりで10分も座ってる時がない….蒸し蒸しした空気感でかつ、お風呂もないのでキャンプは苦手という人も多いかと思います……
気軽にご自宅でキャンプをしてみませんか?
これからの課題を解決する新しいキャンプスタイルとしてできたスタイルがお家キャンプです。
おうちキャンプとは?
簡単に言うと、自宅でキャンプを楽しむというものです。室内やベランダ、庭などにアウトドア空間を作り、キャンプ用品を使って過ごすことで、誰でも気軽に非日常を楽しむことができます。
忙しくてなかなか出かけられない方、キャンプの用品はそろえたけどなかなか踏み出せない初心者の方などにピッタリなスタイルといえるでしょう。
おうちキャンプにはうれしいメリットがたくさん
おうちキャンプは場所のリサーチや移動、ゴミの始末などのわずらわしい手間が省けるだけでなく、自宅ならではのメリットがたくさんあります。
誰でも楽しめるプライベート空間
ひとりでも大人数でもOK! 外に出る必要がないのでインドア派も気軽に楽しめますし、パーティー感覚でランタンなどを部屋に飾れば子どもも喜ぶこと間違いなしです。
もちろん完全プライベート空間なので、人目を気にする必要もなくマイペースにのんびり過ごせます。
虫や天気に左右されない快適さ
アウトドアを楽しみたいけど虫が苦手という方にもうれしいおうちキャンプ。虫よけや虫さされの心配もありません。
屋内にいれば急な雨を気にすることもなく、空調を効かせることも可能なので、汗をかいてシャツがベッタリという不快さも回避できます。
防災訓練にもなる
自然下のキャンプでは水、電気、ガスの大半を自分でまかなわなければなりません。しかし同じ想定でおうちキャンプをすることで、災害時の疑似体験も可能になります。
携帯ガスコンロやランタンなどのキャンプ用品は防災用品としても使えます。押し入れに眠っているだけで使い方がわからない、中の電池が液だれしていた、足りない用品があったなど、実際に使ってみないと気づけないことも多いです。
ほかにも重い荷物を長距離にわたって運ばなくてもいいので、貴重な休みに体力を使い切ってしまうこともなく、思わぬケガをしてしまうといった心配も少ないのでメリットが多いといえるでしょう。
おうちキャンプの楽しみ方
では、実際にどのようなことをすればアウトドア感&キャンプ感を楽しむことができるのでしょうか? いくつか例をご紹介します。
テントを張ってみよう
屋内でも屋外でも、テントがあるだけで一気にキャンプの雰囲気が出ます。家にテントを張れば部屋への移動も簡単なので、物の持ち運びもラクラクです。
広い庭があれば、大きめのテントも大丈夫ですが、室内だったりベランダの場合は、そうはいきません。1〜2人用の小さめのテントや簡易的なワンタッチテント程度がおうちキャンプではちょうどいいでしょう。
本格的に野外で寝泊まりするわけではないので、キャンプ気分を味わう演出として楽しむといいと思います。非日常的な空間でワクワクも高まること間違いなしです。
最近は、インテリアショップなどでもティピタイプの簡易テントが売っていたりするので、それらを子どもの遊びスペースとして設置する方も増えてきているようです。
キャンプチェアを出してみる
テントはちょっと大がかりすぎると思う方は、キャンプチェアを出してみてはいかがでしょう?
室内空間にアウトドア用のチェアがあると少し違和感が出ますが、その違和感が新鮮さにつながります。ベランダにキャンプチェアを出して飲んだり、日光浴するだけでもキャンプ気分を味わうことができます。
人気ブランドのヘリノックスなどは、室内でも使えるようにチェアの脚を保護するパーツだったり、ロッキングチェアにできるパーツなどもリリースしています。ふだん使いのアイテムとしてもキャンプチェアを使う人も増えてきています。
ランタンなど小物を飾る
ランタンや水筒など、キャンプをイメージさせる小物を置くだけでも雰囲気がガラリと変わるはず。
夜は部屋の明かりを消してランタンを灯すなど、キャンプならではのことをすると、より非日常間がアップします。
クッカーでキャンプごはんを作ってみる
ダッチオーブンやスキレット、ホウロウマグ、木製の食器などで調理&食事するだけでいつものごはんが違って見えます。
カレーやパエリアなど、キャンプを意識したメニューをみんなでワイワイ調理するのも楽しいでしょう。ベランダやウッドデッキなど、リビングではなく外で食べるとキャンプ感がグンとアップします。
寝袋で寝てみる
いつもと違う寝具で寝るときってワクワクしませんか?
テントの中で寝袋に入ると、そこはもう立派なアウトドア空間。家族や友達と並んで夜遅くまでゆっくりおしゃべりするのも良いかもしれません。
特に子どもは、イベント感があって喜ぶでしょう。子どものキャンプデビューのプレイベントとしてやるのもありです。キャンプへの理解を深めさせ、より楽しみにしてくれるかもしれません。
ビニールプールで本格
賃貸住まいなどテントやビニールプールを屋外に設置しづらい場合は、室内にテントを設営したり、お風呂に水を張ってプールにするなど、できる範囲で“非日常”を演出してみてください。
注意点はチェックしよう
屋外でおうちキャンプ! となると、ご近所の目やルールが気になりますよね。特に、マンションなど集合住宅のベランダやバルコニーでのおうちキャンプは一軒家と違って注意すべきことがあります。
まず「物を置く場所」。そもそもマンションの多くは消防法により、基本ベランダやバルコニーに物を置いてはいけないというルールがあります。
火事が起こった際などは避難経路になるため、いざというときに避難できるよう、避難はしごや蹴破り戸付近には物を置かないようにしましょう。また、キャンプを楽しんだ後はアイテムの撤去も忘れずにして下さい。
次に「落下の恐れがある物の設置」。特に高層階に住んでいる方は要注意です。ランタンなどが落ちて、下を歩いている人に当たればただでは済みません。小物などを出すときは部屋側に置いて、物を落とさないよう十分気をつけておきましょう。
「許可のないDIY」もNGです。なかにはベランダやバルコニーに土や芝を敷き詰めて本格的なアウトドア空間を作って楽しむ方もいますが、マンションでは無許可のDIYは禁止です。代わりにすぐに取り外しのできるウッドデッキや人工芝を活用しましょう。
他にも騒音や悪臭はもちろん、引火や発火の恐れがあるもの、大量の水の散布なども規約違反やご近所トラブルになる場合があるので気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は話題のおうちキャンプについてご紹介しました。夏休みは子どもにとって単なる休暇ではなく、あわただしい普段ではできない貴重な体験を通じて成長を遂げるチャンスでもあります。
違った環境でアイデアをひねり出してできる限りのスペシャルな新しい気付きの機会を与えてあげましょう。きっとそうした準備や体験を通じて、家族にとって忘れられない快適な夏の思い出になります^^
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