2020年のお盆の期間はいつ?お供えや飾りから由来まで徹底紹介

お盆とは?ともし聞かれたら、なんと答えますか?
お盆は、ご先祖様の霊を迎えるために行う行事です。
飾り付けなどを準備し、お坊さんにお参りに来てもらったり、お墓参りをします。

しかし実際、「お盆は何をしたらいいのか分からない!」という方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、今更聞けないお盆の知識を調べてみました。

ぜひ最後まで読んで、安心してご先祖様をお迎えして下さい。

お盆のはじまり

お盆の歴史は古く、日本書紀によると、初めて行われたのは飛鳥時代が起源だとされています。
推古天皇が初めてのお盆の法要を行い、その後聖武天皇の時代に宮中でお盆の行事を行うようになったといわれています。その後は、主に武家や貴族などの上層階級に広がりましたが、江戸時代に入って、一般庶民にも普及しました。

日本の仏教とお盆の関係

日本の仏教では、お盆はお釈迦様の弟子である目連が、餓鬼道に落ちて苦しんでいる母親の魂を救うために、修行を終えた僧たちを供養したことがはじまりだといわれています。
このときお釈迦様は、僧侶たちが修行を終える7月15日に、仏や僧など大勢の人を供養することで、その功徳によりにより多くのご先祖が救われました。
生きている人も、幸福を得ると説き、それが現在のお盆につながっています。

お盆っていつからいつまで?

まずは、2020年のお盆の予定を確認しましょう。

2020年は、8月13日(木)~16日(日)です。

お盆の期間は4日間だけですが、10日(月)が祝日なので11日(火)と12日(水)に休みをとることで、9連休になります。毎年、お盆の帰省ラッシュには多くの人が移動するので、渋滞情報を調べたり、交通機関の予約をしておきますが、今年はコロナの影響で自粛が行われるので大丈夫そうですが、帰省の際は安全面に注意してくださいね。

  • 七月盆(東京を中心に) 
    • 7月13日(月) 盆の入り
    • 7月14日(火) 中日
    • 7月16日(水) 盆明け
  • 八月盆(全国的に)
    • 8月13日(木) 盆の入り
    • 8月14日(金) 中日
    • 8月16日(日) 盆明け

東京を中心に7月に行うお盆を、「七月盆」といいます。
日本全国一般的に8月に行うお盆を、「八月盆」「月遅れの盆」などといいます。

地域によってお盆の日程が異なる理由は、「農耕の繁忙期とお盆が重なるのを防ぐため」「地方から東京に移り住む人が増えたことによって帰省との兼ね合いが生まれたため」など複数の理由が考えられます。

このお盆の日程の違いは「お盆の日程を、新暦(太陽に基づく暦)か旧暦(月に基づく暦)のどちらをもとに決めるか」によります。

お盆の期間は、一般的には8月13日~16日の4日間とされています。

かつては、旧暦の7月13~16日がお盆でした。新暦でいうと、8月中旬~9月初旬ごろです。

お盆の起源はよく分かっていませんが、日本では古くから真夏にご先祖様を供養する風習があったようです。
そこに、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という、旧暦7月13~16日に行われる行事が伝わり、だんだんと一つの行事になっていったと考えられています。

明治6(1873)年に日本は新暦になり、多くの地域では、分かりやすくちょうど1カ月ずらして(月遅れにして)、8月15日前後に行うようになりました。
このお盆は、かつての旧暦のままに近いので「旧盆」「旧のお盆」と呼ばれることもあります。

地域によるお盆期間の違い

お盆

地域によって、お盆の期間は異なります。
「旧盆」も含め、代表的な3パターンを挙げてみます。

●7月13日~16日の地域
・東京の都市部(多摩地区以外など)や、金沢市の旧市街地、静岡市などの一部の地域
これらの地域では、新暦が施行されるとともに7月15日に移行しました。
「新のお盆」、または「東京盆」と呼ばれることもあります。

●8月13日~16日の地域
・「新のお盆」エリアと、沖縄県、鹿児島県奄美地方を除く、ほぼ全国
多くの地域がこの「旧盆」を選んだ理由は、さまざまな説がありますが、新暦に移行すると農繁期にあたることや、梅雨が明けきっていないこと、東京と地方でお盆の時期がずれることで親族が集まりやすく、定着しやすかった…と、いろいろ理由があったとか。

●旧暦7月13日~16日の地域
・沖縄県と鹿児島県奄美地方
沖縄と奄美地方では、今も旧暦にのっとってお盆が行われるため、年によって日付が変動します。他の地域より1日短く、旧暦7月13日~15日の3日間が一般的です。
沖縄の伝統芸能「エイサー」はいわゆる盆踊りで、ウークイと呼ばれる3日目に演舞が披露されます。

エイサー

新盆(初盆)とは?

「旧盆」と呼ぶんだから、「新のお盆」を「新盆(しんぼん)」とは呼ばないの?と疑問がわきますね。呼ぶこともありますが、新盆という言葉には、また別の意味もあるのです。

「新盆」とは、人が亡くなって、四十九日の法要を終えてから、初めて迎えるお盆のことを指します。にいぼん、あらぼん、しんぼん、または「初盆(はつぼん)」と呼びます。

ちなみに「しんぼん」は千葉県や長野県、「あらぼん」は北関東、「にいぼん」は中部以東での呼び方の多数派だとか。西日本では「初盆」が多いようです。

お盆には何をするの?

お盆の前の準備は?

お盆は地域によってさまざまな風習がありますが、一般的な例を紹介します。

●1日
お盆の行われる月(7月、または8月)の1日を「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と呼び、地獄の釜のふたが開く日…といわれています。この日を境にお盆入りと考え、準備をしていきます。
・お墓の掃除、お墓参り
・仏壇の掃除
・盆提灯などの用意
などを行っていきましょう。

お盆

●7日
この日を「棚幡(たなばた、七夕)」と呼び、ご先祖様を迎える精霊棚(しょうりょうだな)をセットします。

台の上に敷物を敷き、ナスやキュウリで作った精霊馬(しょうりょううま)などを用意します。精霊馬は、ご先祖様があの世とこの世を行き来するための乗り物です。

キュウリは馬、ナスは牛を表していて、来るときは馬で早く、戻るときは牛のようにゆっくり帰っていってほしい…との願いからだとか。

お盆期間中には何をするの?

お盆

●13日
夕刻に、「迎え火」を焚いてご先祖様をお迎えします。火を焚くのは、ご先祖様が迷子にならないように…との願いを込めたものです。

●14、15日
お盆の間、ご先祖様は精霊棚に滞在すると考えられています。果物や甘味、お膳などをお供えしましょう。

●16日
ご先祖様は午前中まで自宅にいるといわれているので、朝はお供えをします。夕方暗くなってきたら、「送り火」を焚いて送り出します。

とはいえ現実問題、火なんて焚けない!という人がほとんどのはず。現代では、電気式の盆提灯がよく使われています。

お盆

お盆の行事といえば盆踊り。ご先祖様の霊をなぐさめるための念仏踊りがルーツともいわれ、そこに豊作祈願や、庶民の娯楽としての要素が加わり、各地でさまざまな形の盆踊りが発達しました。

お盆に必要なものを5つ紹介

お盆では、ご先祖様のお位牌を中心に、ご先祖様を迎え入れる特別な飾り付けをします。お盆を迎える前に、飾り付けの準備をしましょう。

立派な壇(だん)を組む本格的なものから、マンションなどのスペースが限られている場所でも作ることができる身近なものまで、飾り付けには多くの種類があります。
また、飾り付けは地域によって異なる場合もあります。

ここではお盆を迎えるに当たり、最低限必要な「精霊馬」「水の子」「三具足」「お供え物を置く机」「お供え物」を紹介します。

精霊馬(キュウリの馬・ナスの牛)

お盆といえば「キュウリの馬」と、「ナスの牛」を作ってお供えしますよね。
この馬と牛のことを精霊馬(しょうりょううま)といいます。

精霊馬(右)

なぜ、「キュウリの馬」と「ナスの牛」なのか考えたことはありますか?
かつて馬や牛は農耕生活において、必要不可欠な動物でした。
「キュウリの馬」はご先祖様に早く極楽浄土から帰ってきて欲しいから脚の速い馬、
「ナスの牛」は、現世から極楽浄土へゆっくりと戻って欲しいから、ゆっくり進む牛という意味があります。

キュウリとナスに折った割り箸や、麻がら(麻の茎を乾燥させたもの/おがら)の脚をつけてお供えしましょう。
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水の子(みずのこ)

キュウリやナスなどの野菜をサイコロ状の賽の目に四角く切り、水に浸して蓮(はす)の葉や里芋の葉の上にお供えしたものを、水の子といいます。

水の子には、様々な精霊をお清めして供養する役割があります。

キュウリやナスに加えて、洗米を加える地域もあります。

水の子

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お供えものを置く机

お供えものを置く机や棚を用意しましょう。
机には、真菰(まこも)や金襴(きんらん)の敷物を敷きます。

真菰(まこも)は古事記にも登場する植物で、仏教では「お釈迦様も病人を真菰の上に寝かせた」など、信仰にとって特別な素材です。ゴザのような敷物です。

金襴(きんらん)は、お寺などでよく使われている、金の糸などを混ぜて織られた布のことです。
どちらも、ご先祖様を迎える敷物として適しています。
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三具足(みつぐそく)

花を挿す華瓶(けびょう)、お線香を立てるための香炉(こうろ)、ろうそくを立てる燭台(しょくだい)の3つで三具足(みつぐそく)と呼びます。
左から順に華瓶、香炉、燭台をお供えします。

華瓶、灯明を左右対称に2つセットでお供えすると五具足(ごぐそく)と呼びます。
左から順に、華瓶、燭台、香炉、燭台、華瓶の順に並べます。

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お供えもの

ご先祖様が帰ってくるために、仏壇や盆棚にはお団子やお菓子、果物などをお供えします。

さらに、ご先祖様へのお食事として、お盆の4日間は御霊供膳(おりょうぐぜん)を用意することもあります。
御霊供膳とは、小さな御膳にご飯、汁物、煮物、和え物、漬物を盛り付けたものです。

御霊供膳の献立は仏様にお供えするものですので、精進料理であることが望ましいですが、
ご家族で召し上がっているものや、ご先祖様が好きだったものでもよいです。

並べる場所は、左下にご飯、右下に汁物、左上に煮物、右上に和え物、真ん中に漬物をお供えします。

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お仏壇の掃除をしよう

必要なものを準備したら、お供えものを並べる前に仏壇をキレイに掃除しましょう。
仏壇を掃除する際、チェックするポイントを紹介します

足りないものなどがあった場合、近所の仏具屋さんで手に入れましょう。

お仏壇に不具合がないか確認する

お仏壇や仏具に破損などがないか、チェックしておきましょう。
もし、不具合があった場合、交換しましょう。

香炉の灰を交換する

香炉の古い灰の中には、線香の燃えかすなどが残っている場合があります。
ふるいにかけて、燃えかすを取り除きましょう。

また、灰が減っていたら足しましょう。

ほこりをキレイに掃除する

ほこりが積もっていては、仏様を迎えることはできません。

絞った雑巾などでやさしく拭きましょう。
もちろん雑巾は床を拭いたものではなく、新品の雑巾を仏壇専用として使いましょう。

強く拭くと金箔や装飾が剥がれる場合があるので、丁寧に掃除したいですね。

金属製の仏具を磨く

真鍮(しんちゅう)の華瓶(けびょう)や香炉などの仏具は、キレイに磨いておきましょう。
金属磨き剤ピカールなどで根気よく磨くと、黒くくすんでいるものでも新品のようにキレイになります。


ここまで【準備編】では、「お盆に必要なもの」と「お仏壇の掃除」について紹介しました。これで、お盆を迎える準備ができましたね。

次は、【お参り編】心を込めて、お参りしよう!です。
心を込めて、ご先祖様をお迎えしましょう。
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【お参り編】心を込めて、お参りしよう!

「お盆は、どう過ごしたらいいんだろう?」と不安になりますよね。

ここからは、【お参り編】として「迎え火・送り火」「お墓参り、自宅やお寺でのお参り」「初盆の迎え方」について解説します。

※浄土真宗では、お盆に迎え火など特別な儀礼をすることはありません。
ご先祖様はお盆に霊として還ってくるのではなく、常に仏様として還り、自分を導いて下さっていると考えるからです。
そのため浄土真宗の方は、ここでご紹介するお参りの作法とは異なり、ご先祖を偲びつつ仏様の救いの中にあることを喜び、お念仏を称えます。

迎え火・送り火

ご先祖様をお迎えするのが、迎え火です。
迎え火は、ご先祖様が帰ってくるときの目印となり、お盆の初日である13日の夕方から夜にかけて行います。

ご先祖様をお送りするのが、送り火です。
送り火は、ご先祖様をお見送りするためにお盆の最終日である16日に行います。

迎え火、送り火の伝統的な焚き方

伝統的な迎え火は、家の玄関や庭などで、焙烙(ほうらく・ほうろく)と呼ばれる素焼きのお皿の上でおがらを折って燃やします。

送り火では、おがらを焚いたり、提灯を灯したりします。
立ち上る煙を見て、ご先祖様が帰っていくのを見送る気持ちで手を合わせましょう。

しかし、都会やマンションに住む方は、火をつけて燃やすことが難しいですよね。

そんな場合は、盆提灯(ぼんちょうちん)などを使う方法があります。
玄関や窓、お仏壇の前などに盆提灯を吊るしてご先祖様を迎えましょう。

盆提灯はシンプルなものからカラフルなものまで、色々あります。

次に、お盆のお参りについて、紹介していきます。
ご先祖様への感謝の気持ちを込めて、お参りしましょう。
「お墓参り」では、必ずお墓の掃除をしてから手を合わせましょう。

また、お坊さんに供養してもらう場合、大きく分けて2つのパターンがあります。
「お坊さんが一軒ずつ回ってお経をあげるお寺」と「お寺で合同で供養の法要を執り行うお寺」です。

お寺によって、お盆のご供養の形式が違うので確認しておきましょう。

まずは「お墓参り」から紹介します。
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お墓参り

「お墓参りの作法、毎回不安になってしまう」という方もいるのではないでしょうか。 一緒にお墓参りの作法を復習しましょう。

まず、お墓参りに必要なものを確認します。

お墓参りに必要なものは、
・線香
・ろうそく
・ライター
・お花
・お供えもの
忘れものが無いようにしたいですね。

自宅の仏壇をお坊さんに拝んでいただく棚経

お坊さんが訪問し、ご自宅の仏壇にお経をあげていただくことを棚経(たなぎょう)と言います。

棚経の場合、何日何時頃にお坊さんがくるか、お寺から事前にハガキなどでお知らせが届きます。
事前に予定を確認しておきましょう。

お坊さんがくる前に、お位牌を仏壇の見えるところに出しておくと、お坊さんが読経する際に戒名が読めないということがないので、お坊さんとしては助かります。

また、お坊さんに読経が終わった後にお茶をお出しする場合は、冷たいお茶を少しだけにしましょう。
お坊さんは1日に多いときには、100軒以上のご家庭を回ります。
その度にお茶をいただくと、お手洗いが近くなります。
そのため、少量のお茶がベストです。

コロナの影響でオンラインのサービスが始まっているようです。寺院で行われる法要として横浜市戸塚区にある日蓮宗宗門史跡・名瀬妙法寺では、密を避けるため、毎年お盆に行われていた法要を動画投稿サイト「YouTube」でリモート配信されています。

お寺でのお盆の法要

お寺での法要の場合、何日何時に執り行われるかを事前に確認しておきましょう。
法要が複数回あるお寺もありますので、その場合は参加できる時間で大丈夫です。

また参列する際は、お位牌を持っていくと良いでしょう。
お位牌が傷つかないように布などに包むとよいです。
数珠などを持っている方は持っていきましょう。

引越しなどで菩提寺が遠く、棚経や法要に参列できない方は、菩提寺に連絡し供養を依頼することになります。

手紙などで依頼する場合には、
「挨拶・お盆の供養を依頼する旨・施主名・〇〇家先祖代々または供養してもらうご先祖様の戒名」を書き、お布施などを同封します。

お盆のお布施の相場はおおよそ5000円〜3万円ほどです。
これとは別に、塔婆料(とうばりょう / お墓に立てる塔婆のお金)やお車代などを出す場合もあります。

新盆(初盆)の迎え方

新盆(にいぼん/しんぼん)とは、四十九日(亡くなってから四十九日目に行われる法要)の後に行われる、亡くなった方を初めて迎えるお盆のことです。

新盆では、親族や知人が集まり、特別に供養します。
新盆の法要は、喪服で参列しましょう。

新盆の法要の手配は、お寺に相談しましょう。
棚経でお坊さんに特別にお経をあげて頂ける場合や、お寺で新盆の法要をする場合もあります。

新盆は、白木で作った提灯や、特別な仏壇など、特別な飾り付けを用意する地域もあります。
詳しく知りたい場合は、お寺や地元の仏具店に相談しましょう。


ここまで、【お参り編】として、お盆当日の過ごし方を紹介しました。
最後に、お盆の由来となったお経のエピソードを紹介します。

実は、日本でお盆は1400年以上続いている伝統的な行事なんですよ。

お盆の片付けはいつするの?

送り火が終わったら、その日のうちに片付けましょう。16日の夕方~夜ということになりますね。

最終日の夜遅くまで送り火をする場合もあり、その場合は翌日に片付けを行います。

お盆の行事にはどんなものがあるの?

お盆の行事や風習は、地域によって本当にさまざまです。各地で育まれてきた個性豊かな行事の中には、今も地域の風物詩として息づいているものがあります。その一例をご紹介します。

五山送り火(ござんおくりび)

五山送り火

8月16日、京都を囲む東山如意ヶ嶽、松ヶ崎西山・東山、西賀茂船山、大北山、曼荼羅山の5つの山で行われる送り火。お精霊(しょらい)さんと呼ばれるお盆の精霊を送る伝統行事で、「大文字」とも呼ばれています。

精霊流し(しょうろうながし)

精霊流し

毎年8月15日に長崎県で行われる、故人の霊を極楽へ送り出す伝統行事。川に流すのではなく、新盆(初盆)を迎えた遺族がおみこしのように大きな精霊船(車輪付き)を引いて、街中を練り歩きます。「ドーイドーイ」という掛け声とともに、鐘を打ち鳴らし、大量の爆竹をバンバン鳴らすという大音響のイベントです。

まとめ

今回はお盆のスケジュールに始まり、準備に必要なものや掃除について、そしてお盆の過ごし方、最後にはお盆の由来となったエピソードも紹介しました。

一般的なお盆について紹介してきましたが、お盆の日程や作法なども地域やお寺によっては異なる場合があります。そのため、ご実家やお寺に確認すると安心です。

ご家族やご先祖様のことを思い出し、手を合わせて下さいね^^

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