意外と知らない自分の「年収の真実」について

こんにちは、フォリビーです。

本日は年収のお話です。

自分の「年収の真実」を理解する

ネット記事でも雑誌でも年収ランキングは話題になりますよね?この類の記事は大衆の関心を集めやすく、アクセスもたくさん集めることができます。

例えば、

  • 住友商事は1,500万円 さすが商社マン
  • フジテレビは1,300万円 華があって給料もいいんだ
  • 日立は1,000万円 世界のメーカー羨ましい

では、このランキングにおける年収は税抜き・税込みのどちらか知っていますか?例えば、日立の年収1,000万円プレイヤーは、上位約5%のエリートです。ただし、年収1,000万円を全て自由に使えるわけではありません。年収1,000万円を12ヶ月で割ると月収83万円というのは間違いです。

年収1,000万円プレイヤーの手取り

年収1,000万円は税込みのため、実際の手取りを計算する必要があります。

まず、おおまかなの社会保険料は以下の通りです。

  • 健康保険料→約40万円
  • 厚生年金保険料→約90万円
  • 雇用保険料→約10万円
  • 【社会保険料合計】→約140万円

次は税金で、こちらもおおよそ以下の通りです。

  • 所得税→約60万円
  • 住民税→約40万円
  • 【税金合計】→約100万円

つまり、年収1,000万円から社会保険料と税金で約240万円が引かれ、手取りは約760万円にまで減ります。

既に240万円も減っており、税込みの年収には誇示する意味がないことが分かります。

「年収の真実」とは税金と生活コストからを考慮したもの

生きるために必要な生活コストを考慮してみます。年収1,000万円の3人家族における毎月の生活コストを600万円とします。つまり、年収1,000万円の「本当の年収」は以下の通りです。年収1,000万円の「本当の年収」

年収(1,000万円)-社会保険料・税金(約240万円)-生活コスト(600万円)

本当の年収(160万円)

企業でいう税引き後純利益を意味します。

例えば具体例をみてみましょう。

  • 売上10億円で、赤字1億円の企業A
  • 売上1億円で、黒字1,000万円の企業B

もし、みなさんならどちらの企業が魅力的で投資しようと思いますか?

当然、追求しなければならないのは、「売上」ではなく「利益」です。

それは自分たちでも、ルールは同じなのです。

だからこそ、みなさんが最も重視しなければならないのは税引き後純利益ということですね。重視しなければならないこと

税込み年収(=売上)

税引き後純利益

税引き後純利益こそが社会を勝ち抜くために必要です。

その為の視点を切り替えていきましょう。

年収ではなく「利益」を伸ばすべき理由

年収、つまり「売上」ではなく「利益」を伸ばす理由。

それは利益こそが自身を含めた投資の手元資金となるからです。

そして手元の利益こそが未来に繋がる重要な原資ということです。

故にどこまでも成長していくのです。

サラリーマンが経済的に弱い理由

日本のサラリーマンは年功序列・終身雇用の形態が多いです。

それは、一生懸命に利益を手元に残して投資をしなくても、年収という売上は自然に伸びるということを意味します。

この売上が自然に伸びていってしまう仕組みが、多くのビジネスマンの経済感覚を弱らせた原因と言えます。

  • 生活費をコストカットして利益を残す
  • 利益の投資先を慎重に探し、時に大胆な投資をする

このような思考回路を停止させいつまで経っても、「年収の真実」にたどり着くことができません。

「年収の真実」から転換するために今日からすべきこと

  1. 税込み年収にこだわる発想を捨てる
  2. 利益を残すことに集中する

①:税込み年収にこだわる発想を捨てる

税込み年収にこだわることは創造性に乏しく不毛です。

もちろん、人と競争する必要はありませんが、他社との比較による幸福度は低いです。

②:利益に集中する

こだわるべきは税込み年収ではなく、すべてのコストを差し引いた後の利益です。故に浪費はNGです。

利益をプラスにし続けることが、何よりも重要なことなのです。

  • 生活費を最適化する
  • 税金・社会保険料を知る

上記のような取り組みを通して、利益が残りやすい体質にしていきましょう。

副業やふるさと納税など身近にできることは多いです。

まとめ:経営感覚を養い「年収の真実」を知り改善する

どれだけ「売上」があったとしても、「利益」が残らなければ全く意味はありません

売り上げは最大に、経費は最小に。

そして余裕がでてこれば真っ先に

未来の売上・利益に繋がる「投資」を行う

最初は失敗するかもしれませんが、続けることでだんだんとレベルアップしていきます。

日本のサラリーマンは、規律・勤勉さという点では本当に優秀です。しかし創造力の欠如が否めません。改善するなら今しかありません^^

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