位置情報アプリZenly(ゼンリー)に若者が夢中になる理由とは?

最近、若者を中心に話題になっているアプリ『Zenly(ゼンリー)』をご存知でしょうか?

リアルタイムで相手の居場所がわかるため、友人との待ち合わせ、家族の送り迎えや子どもの安否確認、時には近くにいる友達を見つけてコンタクトしたり、といった便利な使い方が可能です。さらに、充電残量メーターやチャットルームと言ったポップな仕掛けなど、ゼンリーオリジナルの楽しいコンテンツも用意されています。

とはいえ便利な反面、知らない人からのコンタクトや、個人情報の漏洩の心配がないのか?なども気になるところです。今回はコミュニケーションアプリ「Zenly」とは一体どんなアプリなのか、若者がハマる理由は何なのか?こちらを解説していきます。

Zenly(ゼンリー)とは?

『Zenly』は2018年に拠点に、位置情報共有サービスについて研究するフランスのスタートアップ企業が開発しています。近年人気が急上昇し、iOS版では「ソーシャルネットワーキング」のカテゴリー内で3位(2019年時点)を記録し、Android版は500万回以上ダウンロードされている人気の位置情報共有アプリです。

使用方法と利便性は?

具体的に待ち合わせや人がたくさん集まるレジャースポットで『Zenly』は活躍します。地図上へピンポイントに位置情報が表示されるため、駅やショッピングセンター、繁華街のレストランやレジャー施設、イベント会場などでも家族や友人を見失うことなく、スムーズに待ち合わせすることができます。さらに、移動中もピンが動くため、送迎や待ち合わせ時の到着時間の予測ができ、毎回、位置情報をLINEで通知しなくても、リアルタイムでお互いの位置情報を共有できるのが魅力的なポイントです。

また、『Zenly』は常に位置情報を共有しているわけではありません。位置情報を共有したくないときは、「ゴーストモード」機能で位置情報を非開示にすることができます。さらに位置情報の共有以外に、通常のメッセンジャーサービスのようにテキストやスタンプなどで、相手とコミュニケーションをとることも可能です。

時間が価値を持つ現代社会で、より効率的かつ生産性のある快適アプリと言えますね。

トラブルに巻き込まれることも

『Zenly』を使うことに対して、「理解できない」という大人の意見も多いです。確かに、位置情報を共有しあうことで起きる危険やトラブルは事実です。

調べていくと、

・交際相手にアプリをインストールされ、知らぬ間に位置情報を常時チェックされた
・アカウントを乗っ取られ、登録している友人の位置情報が共有されてしまった
・意図せぬ人と繋がってしまい職場や居住地が特定され、ストーカー被害にあった

こうした被害もアプリ普及と共に増加しているようです。

「常に繋がっていたい」

出典元:日経MJ

上記の使い方や便利な機能をもっているゼンリーですが、デメリットとして常に個人情報が共有されてしまうことに懸念や違和感を持たれる方は少なくないと思います。なぜ若者は「位置情報」を共有するのかも考えてみましょう。

共有する背景

彼らが「位置情報」を共有する背景には、現代の若者が「スマートフォンを通じて特定の友人・知人とつながっている時間」をとにかく重要視していることが挙げられます。

昔は交換日記などを通して、特定の仲良しグループで交流を図っていました。しかし、現代においてはモバイルデバイスの進化によりコミュニケーション手法が変化しています。

世代別のコミュニケーションの変化とは?

その違いは何でしょうか。かつての学生たちは手紙や交換日記を渡して後日に返事をもらうコミュニケーションだったのが、スマートフォンの浸透により、LINEで「即時的」なコミュニケーションを図り、twitterやインスタで「今この瞬間」をシェアするようになっています。

こうした、コミュニケーションにかかる時間の短縮化は、「常に」友人と繋がっていたいという欲望を加速させる側面があるだろう。そうしたニーズに答えられる『Zenly』こそが、5W1Hは、「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「 How:どのように」を満たしていると感じます。

親しい相手が今どこで何をしているのかを把握することによって、お互いを誘ったり誘われたりするハードルが下がり、いちいち「今何してる?」「今どこ?」と聞くのではなく、相手の投稿や位置情報を見て察する”コミュニケーションが実現しています。

現代の若者の価値観とは?

実際に現代の若者はクローズドな場で常に親しい友人・知人と繋がることを求めています。まさに世代で異なる価値観となっており、大人がデメリットと感じることが、若者にとっては逆に「繋がりたい」欲望を満たしてくれるメリットと言えます。コロナで外出自粛を問われる世代問題もこうした価値観の違いから生まれるのも否めませんね。

間違いなく、時間=価値という時代が訪れてくると感じます。

LINEのビデオ通話もつながる生活が若者スタイル

 若い世代にとって、今の状況をネット経由で友達に見せることは日常です。Instagramのストーリーズ(Stories)やyoutubeのライブ配信で中継すれば、文字や画像で伝えなくても、「今誰とどこで何をしているか」を簡単に友人とシェアできます。

 LINEのビデオ通話もよく使われています。ずっとつなげていても無料なので、通話状態のまま端末を部屋に置いておき、勉強したりくつろいだりしながら、気が向いたら話すといった使い方も可能です。全ての若者ユーザーがそういう使い方をするわけではないです。大人ほど「つながりっぱなし」に抵抗を感じていません。

 Twitterで「Zenly」を検索すると、「Zenlyやってる人つながろう」とIDの交換を呼び掛けている人が多いです。友達の人数で機能が増えることもありますが、中高生のTwitterは知り合い同士でフォローし合っているケースが多いので、やみくもにつながるためにZenly IDの交換をしようとしているわけではありませんが、なかにはネット上での他人とつながっている人も多くいるようです。

 Zenlyはよく滞在する場所に「家」アイコンを設置するため、他人に家がばれる可能性があります。自分の居場所を隠すモードも用意されているが、位置情報を固定するか曖昧にする手段しかないため、隠していることは周囲に知られるため、改善の余地があります。

プライバシーの基準とは?

 幼い頃からネットがそばにある若い世代にとって、オンラインとオフラインの違いはほぼなく、共存が基本です。ネットでの顔出しのみならず、名前、学校名などをSNSに挙げており、「彼らにはプライバシーが希薄では?」と考える大人が多いです。

しかし、プライベートの露出に抵抗が薄い世代ではあるが、常に位置情報を監視されるZenlyには拒否感を示すのも事実です。セキュリティ機能が不完全であることから、大人と同じように、制御して使用しているのが実情のようです。プライバシーに関しては世代問わず自己判断で発信の強弱が分かれています。

現代のオンラインは承認欲求の振り幅の間にいます。「自分を知ってほしい」「でも全部は知られたくない」「友人と常につながっていたい」と常に変化しています。需要に伴い最新のサービスが登場し若者が何を面白いと感じるか、テクノロジーの進化と併せて、利用側の情報リテラシーが求められていくでしょう。

まとめ

今回は話題の現在地を友達や家族と共有できるコミュニケーションアプリ「Zenly(ゼンリー)」をご紹介しました。

世代で異なる即時間の変化ですが、やはり位置情報においてはプライバシー性が高く、不特定多数の人に自らの位置情報を公開するのは危険であると言えます。

『Zenly』に限らず、どのSNSでもいえることだが、こうしたアプリが普及する現状があるからこそ、危険性を把握し、トラブルを起こしたり巻き込まれたりすることなく、細心の注意を払った正確な情報リテラシーが重要になっています。

繋がりたいツールの普及が加速する中で、自らが主体的に正しい管理能力を身につけていきたいですね^^

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